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二条城 (3)二の丸御殿・遠侍と式台

20090628_ninomaru_2

京都・二条城(世界遺産)(2)(”ぱぴりお”ブログ)の続き。今回は「二の丸御殿・遠侍と式台」について。

「二の丸御殿」は、桃山時代の武家風書院造りの代表的なもの。車寄せ、遠侍(とおさむらい)、式台(しきだい)、大広間(おおひろま)、蘇鉄の間(そてつのま)、黒書院(くろしょいん)、白書院(しろしょいん)の6棟から成る。東西から南北にかけて立ち並んでいて、建物面積3300平方メートル、部屋数は33、畳は800畳あまりとのこと。

とにかく、何もかもが広くて大きくて高い。スケールの大きさを実感できる。

20090628_toosamuraishkidai_2◆遠侍(とおさむらい)
6棟ある二の丸御殿で最大の床面積(約1046平方メートル)で、一の間・二の間・三の間・柳の間・若松の間・芙蓉の間・勅使の間・物置に分かれている。

「一の間」・「二の間」・「三の間」は、「虎の間」とも呼ばれていて虎と豹(ひょう)の絵が描かれている。「竹林群虎図」といわれ、訪れる人を威圧するための絵といわれている。豹は雌の虎と考えられていたので、虎と豹が仲良く水を飲んでいるところからカップルの絵ということだ。狩野門下の絵で、当時日本には虎や豹はいなかったので、想像して描かれた絵だと説明書きにあった。毛皮を見て描いたのだろうか。想像で描いたにしては雰囲気がよく出ていると思った。お城へ参上した大名の控え室である。

「柳の間」や「若松の間」は、障壁画の絵によってそう呼ばれたとのこと。天井は、金色の隅金具がある額縁をぶどう棚に見立てた葡萄の絵で埋められている。共に目付役が控え、来殿者の受け付けをした所。

「芙蓉の間」は、そのとおり芙蓉の絵が描かれていた。

「勅使の間」は、金地の源氏雲のなかに鮮やかな青楓(あおかえで)が描かれていて、初夏の景観を表わしているとのこと。将軍が朝廷からの使者を迎えた対面所。下の写真は「勅使の間」。(「城(第5巻 近畿)華と競う王者の城」より)

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◆式台(しきだい)
「式台の間」と「老中の間」がある。

「式台の間」の襖絵(ふすまえ)は、狩野探幽(かのうたんゆう)が描いたものといわれている。白書院を除き全て金碧(きんぺき)障壁画で、1626年(寛永3年)の後水尾天皇の行幸の際に、それまで御殿にあった障壁画を新たに描き改めたものということだ。桃山時代の華麗な様式は一目瞭然で、とにかく松の迫力が凄く、圧倒される。参上した大名が老中職と挨拶を交わした所で、将軍への献上品はこの部屋で取り次いだ。

「老中の間」は、「一の間」・「二の間」は「芦鷹図」で、三の間は「柳鷲図」。襖絵は春夏秋冬を表わしていると説明書にあった。「一の間」と「二の間」には、春から秋の景に雁が舞う様子、「三の間」には霜枯れし、うっすらと雪化粧した柳に数羽の鷺が宿る静かな冬の情景が描かれている。「雪中柳鷺(せっちゅうりゅうろ)図」という有名な絵である。長押の上は白壁、天井は板張りで質素にできている。3部屋ある「老中の間」だが、他の部屋と比べると極端に狭い。老中が執務をした所である。

廊下と部屋の天井の模様が違っていたりで、どこを見てもいろんなことに気付けるお城だ。説明書のほか、音声で説明をしてくれるボタンがところどころにあるので、押すといろいろなことが聞けて楽しい。

うーん、、なかなか進まないねぇ(笑
今回はここまで。次回に続く。

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コメント

 京都市は7日、世界遺産・二条城(中京区)の障壁画(重要文化財)を城内模写室へ運搬する際、作業員が誤って踏み、破損したと発表した。。

(^_^;) とか。。

この作業員さんのキモチを考えると
チトかわいそう。

投稿: みらちゃん | 2009年7月 8日 (水) 00時35分

あらら。。そゆことがあったんだーーー!
うーん。。微妙・・

高松塚古墳でもいろいろあったよねぇ。。
難しいなあ~。

投稿: ぱぴりお | 2009年7月10日 (金) 00時06分

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