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SHEENA Live in the 磔磔(takutaku)

20090809_takutaku「Irish Caravan vol.1
~ケルティック漬物編~」

2009年8月9日(日曜日)
LIVE:SHEENA(シーナ)シャナヒー鞴座(ふいござ)

17:00 open/17:30 start
2500円(前売)/3000円(当日)
[共に1ドリンク付]
ライブハウス 磔磔(takutaku)
[京都市:下京区]
磔磔(たくたく)は、四条通りを富小路通り(とみのこうじどおり)で下がり、ブラブラ歩いていくと静かな住宅街の中にある。

久々にSHEENA(シーナ)のライブに行った。
なんと、メンバーが9人も勢ぞろい!凄いぞ、すごい。
パーカッション2人、ギターも2人、そしてコントラバス。これは低音が厚く、いい感じになりそう。編成を見るだけでトキメク。自由参加性のグループなので、こういう時もあるんだなと感動。ステージの端から端までずらり並んで・・と言いたいところだが、多少折り重なりつつ(笑)、熱いアイリッシュを披露してくれた。

フィドル(バイオリン)/やっちさん(リーダー)
アイリッシュフルート/舞ちんさん
ソプラノサックス/よしさん
ギター/よーすけさん、ひろしさん
ブズーキ/ピエールさん
コントラバス、ベースギター/マヤさん
パーカッション/ケンケンさん
ドラム/コウイチさん

20090809_sheena02

まず目に飛び込んできたのはメンバーの衣装。日本のお手軽な民族衣装でもあり、夏の風物詩でもある浴衣・甚平姿である。京都だし、夏だし、お盆も近いということで決まったそうだ。うん、風情もあり、よい感じ~。このライブハウス 磔磔(たくたく)は酒蔵を改造して作られおり、1974年から30年以上営業している京都では有名な老舗ライブハウスということだ。その酒蔵の雰囲気と浴衣・甚平スタイルでの演奏は、非常にマッチしていると思った。ちなみに、酒蔵というのは音響がとてもいいらしい。店内は天井が高く、床は板張り、壁にはグループ名がペイントされていたり、チラシが重なるように貼られていたりで、ライブハウスという雰囲気が漂っていた。

メンバーがステージへ上がり、セッティング。・・・というのも、磔磔の楽屋は二階にあり、一階フロア中央にある階段を降りて客席の間を通ってステージに上がるというしくみになっているからだ。なんともアットホームな登場の仕方である。客席はというと、丸テーブルが何個かあり飲食している人たちもいたが、多くは小さな折り畳み式のイスにちょこんと座り飲み物片手にライブを楽しむ、そういう感じだった。そして、フロア後方には一段高くなった畳のスペースがあって、そこに座って楽しんでいる人もいた。お客さんは80人くらいだったようだ。

まずは、なぜ「ケルティック漬物編なのか」ということからMCが始まった。このお題については、最後まで物議を醸していた(笑)。ようするに、SHEENAがこの企画を主催し「ケルティック漬物編」と命名したようなのだが、なぜ漬物編なのかメンバーはわからない様子で、この場でスッキリしたかったみたい。今はまだ浅漬け状態とよーすけさんがMCしていたが、これから漬物が漬かっていくように味わい深い音楽を提供してくれることだろう。次は「お茶漬け編」で企画されるとのこと。楽しみにしていよう。

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そして予想通り、やっぱり演奏は幅のある音域で良かった。踊りだしそうなほど楽しく演奏している姿はとてもいいし、どんどん押し寄せてくる感じだ。少々アップテンポになったりして盛り上がっていく感じも生演奏ならでは。自然に手拍子が広がって客席も一体感に包まれていった。私から少し離れたところにいる人は、控えめに端のほうでずっと踊っていた。アイリッシュはダンス曲が多いし、踊らなくても体でリズムを取ったりしている人がほとんどで皆ノリノリだった。

曲が終わりに近づいたとき、舞ちんさんが「皆立ちましょう。そして踊りましょう。」と呼びかけた。日本人というのはなんとも融通の利かない人種である。言われてもなかなかできないのだ。なんか目立ってはいけない気質というか、恥かしがりやさんというか。でもここは一発、呼びかけに応えたいという観客の気持ちが皆を突き動かしたのだろうか。とりあえず、ほとんどの人が立ったと思う。これだけでも凄いことなんじゃないかな?立つと、後ろの人はステージが見えなくなってしまうだろうから前の人はずいぶん気を揉まれたかもしれない。でも、たぶん演奏はあと少しだけだったろうし、今まで堪能してきたからもう皆で盛り上がってお祭り気分になってもいいんじゃないかと全員が思ったんじゃないかな?

MCは、やっちさんとよーすけさんと舞ちんさんが中心だった。少々無骨なこのMCを私は好きである。よーすけさんのMCを初めて聞いたが、今年アイルランドへ行かれたそうな。そのときの「妖精の話」はとても良かった。こういう話をどんどん聞きたいなと思う。

私が一番目を奪われたのはマヤさんだ。なんとも素敵チックな魅せる演奏! 曲により、コントラバスとベースギターを弾きわける。ベースギターなぞはエレキなイメージがあったが、全く違和感がなく素晴らしかった。ファンになっちゃいそうだ。
今回のライブはフィドルが控え目だったなあと感じた。ブズーキの見せ場も欲しかったなァと思っていたのだが、ちゃんとあったようだ。・・・コントラバスばかり見ていたからかな・・・(汗)。二本のギターが異常に絡むところも見たかったけれど、これもあったかもしれない・・・。 うぅむ~。

20090809_fuigozaこのライブの二番手に演奏したのは、鞴座(ふいござ)さん。イーリアン・パイプ(アイリッシュ・バグパイプ)やティン・ホィッスル、サックスなどの管楽器を担当する金子鉄心さんと、アコーディオンを担当する藤沢祥衣さん、ギターとパーカッションを担当する岡部わたるさんの三名。鞴(ふいご)というのは、とても難しい漢字なんだけど、古式の製鉄に用いられる鞴(ふいご)を使った火おこしの装置のこと。要するに風を送る装置と考えればいいかな。今ではバグパイプやアコーディオンなどが鞴楽器として残っている。

アイリッシュ・ケルトやフランスのミュゼットクレズマーやジプシーなどのヨーロッパの大衆音楽を基調とし、そこに様々な要素とジャパニーズ・テイストを加味した全く新しい、それでいてどこか懐かしいサウンドを提供しているとホームページにあった。いろんな楽器を浸るように演奏されていた金子鉄心さんの姿が印象的だった。藤沢祥衣さんは、アコーディオンの他にコンサーティーナーという小型の手風琴(てふうきん)も演奏され、それはとてもかわいらしい楽器だった。岡部わたるさんのギターは、曲により様々な表情を見せてくれる演奏だった。

20090809_all_2そして最後は、シャナヒーさんと鞴座(ふいござ)さんをまじえて総勢15人のステージとなった。ぶっつけ本番だったのかな?でもアイリッシュって、いきなりセッションができる音楽だから問題ないよねぇ。よーすけさんがうまくリードしながら「もう一回」と何度も叫びつつ、アイリッシュ大合奏になった。様子を見ながらいろんな楽器が加わってくる。うーん、凄い迫力だ。

実は、ライブハウスに到着した時間が遅かったのでシャナヒーさん(女性三人グループ)の演奏はほとんど聞けなかったのだ。でも、最後に全員で大合奏してくれたので、じっくり見てみると・・・なんと、フィドルを演奏するみどりさんは飛び跳ねたり踊ったりしながら演奏しているではないか。まるで、「ブラスト!」(ブログ)みたいだなあ、こういう風に演奏する人もいるんだあ~って、新鮮だった。そして、プレイヤーにとっても、こういうジョイントセッションは楽しいのだろうなあ。そんなことを感じつつ、ケルティック漬物編は幕を閉じた。

全体的に、和気あいあいとした温かくも熱いライブだったと思う。ライブを観に来た、というよりもライブに参加した、そういう印象が強い。真夏の夜の楽しいひとときを、「ケルティック漬物編@京都」で過ごせたと思う。
皆さん、お疲れさまでした♪

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