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紫雲山・中山寺 手ぬぐい

紫雲山・中山寺(公式ページ)(しうんざん・なかやまでら)(兵庫県宝塚市 地図

中山寺の手ぬぐいは、細長く折った状態で売られていた。取り出すと半袈裟のように肩からかけられるようになっている。中山寺の御詠歌と寺紋が描かれている。手ぬぐいは300円。

20091018_24tenugui

◆御詠歌
「野をもすぎ 里をもゆきて 中山の 寺へまいるは 後の世のため」(のをもすぎ さとをもゆきて なかやまの てらへまいるは のちのよのため)

20091018_kesa袈裟(けさ)と半袈裟(はんげさ)
袈裟
(けさ)とは、仏教の僧侶が身につける布状の衣装のことである。梵語で「混濁色」を意味するカシャーヤを音訳したもの。起源は、インドの仏教僧侶が身にまとっていた布。仏教では本来、出家僧侶は財産になるような私有物を持つことを禁じられていたので、価値や使い道が無くなり捨てられたぼろ布、用の無くなった端布を拾い集め綴り合せて身を覆う布を作った。布は在家者(白い布をまとっていた)と区別するために草木や金属の錆を使って染め直され、黄土色や青黒色をしていた。梵語の名前はこの色に由来する。左の写真の紫色の衣装が袈裟(奈良・興福寺にて)。

仏教がより寒冷な地方に伝播するにつれて下衣が着られるようになり、中国に伝わる頃には本来の用途を失って僧侶であることを表す装飾的な衣装となった。日本に伝わってからはさらに様々な色や金襴の布地が用いられるようになり、その組み合わせによって僧侶の位階や特権を表すものになった。

半袈裟は、袈裟を簡略化したものの一つ。インドでは、雨期と乾期の二つの季節があり、雨期には大切な袈裟(三衣)を路地の泥水で汚さないために細かく畳んで輪のように結び、これを首に掛けて歩いていた(輪袈裟:わげさ)。この形式が中国・日本に伝わると略儀の袈裟として半袈裟が考案され、今ではすっかり定着し、一般在家が身につける袈裟となった。大きさは異なっても大きな袈裟を身にまとうことと一緒で、その意義に違いはない。

ちなみに、「大袈裟(おおげさ)」とは本来は上のように僧侶が着る法衣の「大きな袈裟」のこと。大袈裟の語源は、「大それた」や「大胆な」といった意味の「おおけなし(おほけなし)と同源の「大気さ(おほげさ)」で、その音と意味から「大袈裟」という表記になったようだ。

20091018_jimon_3◆寺紋(じもん:寺固有の紋)
「桜(さくら)」
手ぬぐいに描かれている紋は「桜」。日本人にとって桜はとても身近で、特に愛されているる花である。古来より生命力の強さを感じる花であり、武士道や精神の象徴にも通じるものがあり親しまれている。家紋としては江戸時代に登場したようだ。

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紫雲山・中山寺 「秘仏」

◇西国三十三所手ぬぐい◇
第5番・紫雲山・葛井寺
第10番 明星山・三室戸寺
第11番・深雪山・上醍醐寺
第22番・補陀洛山・総持寺
第24番・紫雲山・中山寺
第27番 書寫山・圓教寺
第28番・成相山・成相寺
第29番・青葉山・松尾寺
第31番・姨綺耶山・長命寺

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