カテゴリー「書籍・雑誌」の24件の記事

真夜中の神話

20091213_mayonakanoshinwa文春文庫より2007年8月刊行。
真保裕一 著作。

薬学の研究に没頭した挙げ句、夫と娘を失った栂原晃子は、新たなテーマを求めてインドネシアに向かうが、飛行機墜落事故に巻き込まれる。だが奇跡的に助かった晃子は、山奥の村で神秘的な歌声を持つ少女と出会い、驚異的に快復した。一方、町では猟奇的な殺人事件が発生していた。伝説と神話に彩られたスペクタクル巨編。

続きを読む "真夜中の神話"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

トリツカレ男

20091211_toritukareotoko2006年3月、新潮社より文庫本で刊行。
いしいしんじ著作。

ジュゼッペのあだ名は「トリツカレ男」。何かに夢中になると、寝ても覚めてもそればかり。オペラ、三段跳び、サングラス集め、潮干狩り、刺繍、ハツカネズミなど。そんな彼が、寒い国からやってきた風船売りに恋をした。無口な少女の名は「ペチカ」。悲しみに凍りついた彼女の心を、ジュゼッペは、もてる技のすべてを使ってあたためようとするのだが、というまぶしくピュアなラブストーリー。

続きを読む "トリツカレ男"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ポーの話

20091209_ponohanashi2008年9月、新潮社より文庫本で刊行。
いしいしんじ著作。

あまたの橋が架かる町。眠るように流れる泥の川。太古から岸辺に住みつく「うなぎ女」たちを母として、ポーは生まれた。やがて稀代の盗人「メリーゴーランド」と知りあい、夜な夜な悪事を働くようになる。だがある夏、500年ぶりの土砂降りが町を襲い、敵意に荒んだ遠い下流へとポーを押し流す。深く遥かな物語世界。

続きを読む "ポーの話"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

オーデュボンの祈り

20091115_odyupon

2003年11月、新潮社より文庫本で刊行。
著者:伊坂幸太郎

コンビニ強盗に失敗し逃走していた伊藤は、気付くと見知らぬ島にいた。江戸以来外界から遮断されている「荻島」には、妙な人間ばかりが住んでいた。嘘しか言わない画家、「島の法律として」殺人を許された男、人語を操り「未来が見える」カカシ。次の日カカシが殺される。無残にもバラバラにされ、頭を持ち去られて。未来を見通せるはずのカカシは、なぜ自分の死を阻止出来なかったのか? 卓越したイメージ喚起力、洒脱な会話、気の利いた警句、抑えようのない才気がほとばしる!第五回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞した伝説のデビュー作。

続きを読む "オーデュボンの祈り"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ギリシア神話

20091114_girisyashinwa1990年1月、筑摩書房より文庫で刊行。
著者:串田孫一

恋多きゼウスと、嫉妬に狂う妻ヘラ、その子ヘーパイトスと美の女神アプロディテ、恋の矢をもつエロス・・・オリュンポスの神々はいかに戦い、いかに恋したか。しなやかな哲学者による、ギリシア神話入門の決定板。

続きを読む "ギリシア神話"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

屋根

20091106_yane2004年4月に淡交社から単行本で刊行。
著者:伊藤ていじ、写真:高井 潔

屋根といえば、まず鈍色にかがやく瓦のつらなりがイメージされる。雨露をしのぐ合掌型の屋根は、日本建築の特徴を端的に語ってもいる。しかも複雑な構造や装飾をみせる屋根はまた、用いる素材もさまざまで、見る者を飽きさせず、郷愁をそそる。そうした屋根の魅力が紹介されている本。

続きを読む "屋根"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

日本の家紋

20091106_nihonnokamon2004年4月、青幻舎より文庫で刊行。2009年7月に第十版が発行されている。

草花、花卉(かき:観賞用の花の咲く草花)、動植物、文字など、様々な文様から編み出された「家紋」。ミニマムにしてシンボリックなデザインは、すべての紋様の原点であり、日本文化の歴史と象徴でもある。全4560種をモチーフ別に収録した日本の紋章の決定版。

続きを読む "日本の家紋"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

かもめ食堂

20091021_kamomeshokudou群ようこさん著作。
2006年1月「幻冬舎」から単行本で刊行。

ヘルシンキの街角にある「かもめ食堂」。日本人女性のサチエが店主をつとめるその食堂の看板メニューは、彼女が心をこめて握る「おにぎり」。けれども、お客といえば、日本おたくの青年トンミただひとり。そんな「かもめ食堂」に、ミドリとマサコという訳あり気な日本人女性がやってくる。映画「かもめ食堂」の原作。

続きを読む "かもめ食堂"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

つむじ風食堂の夜

20091021_tumujikaze_2吉田篤弘さん著作。
2005年11月「筑摩書房」から文庫で刊行。

懐かしい町「月舟町」の十字路の角にある、ちょっと風変わりなつむじ風食堂。無口な店主、月舟アパートメントに住んでいる「雨降り先生」、古本屋の「デニーロの親方」、イルクーツクに行きたい果物屋主人、不思議な帽子屋・桜田さん、背の高い舞台女優・奈々津さん。食堂に集う人々が織りなす、懐かしくも清々しい物語。クラフト・エヴィング商會の物語作家による長編小説。

続きを読む "つむじ風食堂の夜"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

霧舎巧傑作短編集

20091017_kirisya霧舎巧(きりしゃたくみ)さんの短編集(講談社ノベルス)
2004年4月刊行。

「あかずの扉」研究会と「霧舎学園」のメンバーが時間軸を超えて登場する新本格ミステリの結晶体。名探偵・後動悟が密室の列車内を舞台に華麗なアリバイ崩しを披露する「手首を持ち歩く男」ほか、全六編を収録。師・島田荘司の人気シリーズ・御手洗潔と石岡和己の名コンビも登場して、冷静沈着かつロジカルな霧巧流推理ゲーム。

1.手首を持ち歩く男
2.紫陽花物語
3.動物園の密室
4.まだらの紐、再び
5.月の光の輝く夜に
6.クリスマスの約束

この6編が収録されている。
まず、「手首を持ち歩く男」というタイトル名が非常にいい。それだけで心をつかまれてしまう。「まだらの紐、再び」は、アーサー・コナン・ドイルのシャーロック・ホームズシリーズ「まだらの紐」という作品を、まず思い浮かべた。「クリスマスの約束」は、この短編集のために書き下ろされた作品。

続きを読む "霧舎巧傑作短編集"

| | コメント (0) | トラックバック (0)